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*奏符楽音の生存報告*

管理人「奏符楽音」(そぷらの)が忘れたころにやってくる生存報告場所になります。普段の活動場所はついったー@alto_strangerです。

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続 夜の帰り道...

た、大変遅くなりました!!!!!!!!!!!!!!!!

夜の帰り道の続き、書いちゃいました。

本当は、クリスマスの日にうpしたかったのですが...........

無理でした。

つくづく自分はマイペースで無力です。

では、気が向いた方はお読みください。




夜の帰り道...から読む

続 夜の帰り道...

あの雨の日から、Milk teaが、オレの行きつけの店になった。

塾の帰り、気がつくと足を運んでいた。

カラン...ドアを開けるとベルが鳴る。

「いらっしゃい。」

主人の相澤さんが迎えてくれる。

「コーヒーをブラックでもらえますか?」

「かしこまりました。」

冷たい体を温めたくて、おいしい紅茶やコーヒーに誘われて、この店に来ることが習慣にな
りつつあった。
けれど、そんなのは言い訳で、またこの店に来てしまうのは、ここに来れば哲也さん
に会える気がしたからというのが、本当の理由だった。

「お待たせしました、はい、クリスマスサービス!」

コーヒーのほかに、小さなショートケーキも出してくれた。
おいしそうだ。

「ありがとうございます。」

「いえいえ。そうそう、今日は来ますよ、哲也さん。」

「えっ......」

なんだか心を見透かされたみたいで、驚いた。そして顔がかぁーっと熱くなった。た
ぶん、いや絶対赤い。

「驚きました?読心術は心得てるんですよ。」

じゃぁ、ばれているのか。オレが哲也さんに想いを抱いていることを。

あの、初めてここに来たの日の夜から..............




「あぁ、はい。あの、よければそこで何か飲みませんか?この雨で体も冷えたことだ
し、あったかいものが飲みたいです。」

「そうだね、そうしよう!」

そう言われて、来た店、Milk tea、小さな、駅の路地裏のカフェ

素敵なお店だなぁ......それが第一印象だった。

「こんばんはー」

と言って、哲也さんが店の扉を開ける。

哲也さんに促されてオレも

「こんばんわー」

と挨拶した。

「いらっしゃいませ。」

素敵な笑顔の、この店の主人が出迎えてくれた。

「いやぁ、ものの見事に雨に降られてしまいましたよ。」

「それでその子の傘に入ってきたんですね。」

「はい、お察しの通りで。」

「体が冷えたでしょう?何にします?」

「じゃぁ、ミルクティーで。」

「珍しいですね、お酒じゃないなんて。ところで、君は何にします?」

突然きかれて焦った。

「えっ、じゃぁ、同じくミルクティーで。」

お店の名前にするくらいだから、きっとおいしいだろう。

「かしこまりました。席に座ってお待ちください。」

ミルクティーが来るまでの間、少し時間があった。

「また英士君に会えるとは思わなかったよ。」

「オレもです。また哲也さんに会えるとは思いませんでした。」

「今日の雨に感謝かな。」

雨に感謝してもなぁ.........と思ったが、たしかに、雨が降っていなければ会えな
かったかもしれない。

「ですかね。」

「高校は楽しいかい?」

「いや、センター試験が迫っているんで、勉強に追われてます。」

「たいへんだね。」

「まぁ、はい。」

しゃべっているうちに、店の主人がミルクティーを入れてくれた。

「おまたせしました。」

いい香り...

「おいしそう....」

「おいしいよ。だけど、やけどには注意してね。」

「あちっ!」

言わんこっちゃないとでも言われそうだ。

「大丈夫かい?」

「あ、はい。」

今度は慎重にすする。

「おいしい!」

「それはよかった。」

「さすがだねぇ。いつ飲んでもおいしいよ。」

哲也さんもそう言った。

「ありがとう。またいつでも来てくださいね。」

ふと横を見ると、当然なのだが、哲也さんの横顔があった。

あれからもう6年もたってるのに、あの時と変わらない優しい顔、綺麗な目。

生まれて初めて本当に恋をした。そう思った。
気づかれないように、慌ててミルクティーに視線を戻した。

ゴクン...

やっぱりおいしい。

しばしの静寂.........

流れてくる音楽が耳に心地よい........ふっと気の緩んだオレはすぐに眠くなり、意
識を手放した。


***

「寝ちゃったみたいですね。」

「よっぽど疲れてたのかなぁ.......じゃぁ、僕はそろそろ帰るから、適当に起こし
てあげてくれるかい?」

「かしこまりました。あと、支払いは、いいですよ。今日は私におごらせてくださ
い。」

「ありがとう。今財布の中、厳しかったんだ。それから、傘借りていいかい?」

「いいや、雨はやんでいますよ。」

「あぁ、ほんとうだ。」

いつの間にか雨がやんでいた。雲の切れ間かから、月が見える。

「ではお気をつけて。」

「じゃぁ、また来るよ。」

そう言って、哲也は店を去った。

***



「あれ?オレ寝ちゃったんだ.....」

「目が覚めましたか。あまりにも気持ちよさそうに寝ていたんで、そってしておきま
した。」

「あれ?哲也さんは?」

「先に帰りましたよ。」

「そうですか.....あの、お会計は....」

「今夜は私のおごりです。」

「えっ.....あ、ありがとうございます。」

「あなたも財布の中が厳しそうですし。」

「お察しの通りです。じゃぁ、ごちそうさまでした。」

「お気をつけて。」


カラン...店のベルが鳴る。

本当にベルが鳴った。
はっとした。どうやらまた眠っていたようだ。どこからが夢だろう?
入り口の方に目をやる。

まだ夢を見てるみたいだ。

そこに立っていたのは他ならぬ哲也さんだった。

「ね、来るって言ったでしょう。」

と主人の声がした。

「こんばんは、僕もコーヒーをブラックでもらえるかな。」

「かしこまりました。」

哲也さんは、僕の向かい側に座ってくれた。

この前はカウンターで、隣に座ったから、向き合うことはなかったけれど、今はテー
ブルで、顔を上げれば目が合う。

「待たせたね。」

「いや、あの、そんな....」

「あれからよくここに来るんだって?」

「あ、はい。」

「僕も、君に会いたくて今日ここに来たんだよ。」

「えっ!?」

顔が熱い。絶対赤くなってる.............

「って言っても信じてもらえないかなぁ.....」

「いや、あの、オレもですよ。オレも、ここに来れば、哲也さんに会えると思って...」

「.........!英士君もそう思ってくれるのかい?」

「お待たせしました。コーヒーと、クリスマスサービスのショートケーキです。」

ご主人さん!!せっかくいい雰囲気だったのに..............と思っていると、主人はこう答えた。

「お邪魔をしてすみません。でも、向かい合うより隣り合ったほうが、距離が近いですよ。」

そう言って、俺の隣の空いてる席の方にコーヒーとケーキを置く。

「いや、あの.........」

「顔、真っ赤ですよ。」

「ありがとうね、相澤さん。」

哲也さんが、主人にそう言って、席を俺の隣に移動する。

「えっ、あの...?」

色々とパニックだ。とりあえず聞いてみた。

「あの、ご主人さん、相澤さんって言うんですか?」

「そうですよ。相澤偲(しのぶ)と申します。では、私はこれで。」

そういって相澤さんは戻っていった。


「さて、僕の話、信じてもらえますかね。僕は君が大好きなんですよ。」

..............えっ?

頬を涙が伝っていった.......

「信じますよ。そしてオレも哲也さんが大好きです。」

「キスして、いいですか?」

「はい。」

目を閉じる......

唇が重なる........

重ねるだけ。それでも嬉しかった。

哲也さんの目にも涙が浮かんでいた。

オレはその人の胸に飛び込んだ。


聖夜の奇跡に感謝、とでもしておこう。クリスマスなんて祝う気はないんだけどな。

今日も疲れていた俺が、哲也さんに抱きとめられたまま寝てしまったことは言うまで
もないかもしれない。

きっと、『また寝ちゃったよこの子』とか言ってたんだろうなぁ。

後で哲也さんから聞いた話、あの日、哲也さんが来たとき、相澤さんは、閉店の看板
を掛け、入り口に鍵を掛けて邪魔が入らないようにしてくれたそうだ。さすが、気が
利くなぁ。

END

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テーマ:BL小説 - ジャンル:小説・文学

読みきりBL(^∀^〃) | コメント:11 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

ほんとに可愛い小説ですね...
何か、ほっとします。

やっぱり、私より作悪様の方がお話作りお上手ですよww
2008-12-27 Sat 21:18 | URL | 汰兎 [ 編集]
平和な生き方してる人間なんでこんなお話しか書けないんです;;

純愛旋律にはこの先色々事件出てくるのにどうしよう;;

(Milk teaはこの後純愛旋律でも出てきますのでお楽しみに!)

そうそう、お話書いたら、3回ぐらい読み直してみるといいですよ。それで、おかしいところは書き直して、また読んで、書き直して.....ってやると、最初に書いたときの5倍くらいよくなります!
後で読んでも恥ずかしくないくらいのものは書けるはず........
2008-12-27 Sat 21:35 | URL | 作悪 [ 編集]
小説読ませてもらいました(´ω`*)
心が温まりましたw
また読みに来させてくださいvv
2008-12-27 Sat 21:36 | URL | shio [ 編集]
ありがとうございます(^^)

またいつでも来てください!

(小説はカメ更新ですが.......)
2008-12-27 Sat 21:39 | URL | 作悪 [ 編集]
それはちょっと;
だって、汰兎の書く文章拙いんだもん。
読むのは恥ずかしい;;


汰兎も結構、平和な生き方してるんだけどなぁ....
2008-12-27 Sat 23:32 | URL | 汰兎 [ 編集]
読み直すには結構な精神力を使います;;;
書くときと同じくらいの力を使います。
こんなんやって力使い果たしてるんで、更新がカメ並みなんです;;

拙いだなんてそんな...楽しく読ませてもらってますよ(^^)
2008-12-28 Sun 14:55 | URL | 作悪 [ 編集]
うう(泣
書くのは適当なんですよ!
私の小説、時折、文節おかしいでしょう?

載せたあとに「ああああぁぁぁあぁ!!!!! 載せちまったぁあああぁ!!!」と騒いでます;;

いつも、読んでくださってありがとです!
2008-12-28 Sun 15:03 | URL | 汰兎 [ 編集]
続き待ってましたーー♪

少し意外です。
哲也さんから告白とはっ!

店長も良い人で感激です。
店長の優しさがあったからこそ、二人は付き合えた気がします(^^)

胸が温かくなる小説をありがとうございます!
2008-12-28 Sun 17:52 | URL | トリィ [ 編集]
いや、ウチほどじゃないよ...

うちなんか、一つのお話書き終わって見直すと、5箇所くらい変なとこあるもん;;
誤字脱字あたりまえ~(--);
見直さなかったら飛散なんです、自分の文章。
2008-12-29 Mon 09:04 | URL | 作悪 [ 編集]

悲惨だよね、飛散じゃないよね;;;
何やってんだ自分.....

(また誤字やってる人でした。)

スミマセン.........
2008-12-29 Mon 09:08 | URL | 作悪 [ 編集]
意外でしたか...!?

店長さんはちょっと謎だらけな人です。
その謎が、何なのかもわからないくらいまだまだ未知な人です。
のちのち(いつになるかわからない)純愛旋律にて偲さんの謎は解かれていくかと思いますので、もしよかったらお付き合いください。

こちらこそ、最後まで読んでいただきありがとうございました!!
2008-12-29 Mon 09:13 | URL | 作悪 [ 編集]

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